マヌカハニーは発がん性があるの?その理由と3つの回答

マヌカハニーは発がん性があるの?その理由と3つの回答

ニュージーランド発の「特別なはちみつ」として話題となっているマヌカハニー。

その優れた健康効果の一方で、最近噂されているのが発がん性への疑いです。

これが本当ならばすでにマヌカハニーを食生活に取り入れている人にはもちろん、これから始めようとしている人にも大変ショックな話ですよね。マヌカハニーの発がん性についての根拠をしっかり確認していきましょう。

なぜ発がん性があると誤解されているの?

マヌカハニーが発がん性の疑いがかけられたのは、メチルグリオキサールという成分を含むためです。

2010年8月に東北大学大学院医学系研究科小川晋准教授が率いるグループによって発表された論文の中で、糖尿病患者に対するメチルグリオキサールの影響が伝えられました。

しかし、小川晋准教授は後のインタビューに答えて

  • 糖尿病患者自身が体内で生成するメチルグリオキサールについてであること
  • マヌカハニー摂取と研究成果とは直接の関連性がないこと

を明確にしています。

参考:糖尿病合併症とメチルグリオキサール

小川晋准教授によれば、一部の糖尿病患者の中にメチルグリオキサールが蓄積される場合があり、その結果として「糖尿病性血管障害進展」という症状が引き起こされる可能性があるとの説明です。

あくまで、同じ名称の物質が何らかの原因で体内に貯まるのであって、外からの食品によってもたらされるものではないようです。

マヌカハニーを食べても大丈夫?

また米国の著名な医学博士Dr.Christensen,S.は、食物から体内に入るメチルグリオキサールは、細胞の働きによって分解され、マイナスの要素は打ち消されると語っています。

マヌカハニーのメチルグリオキサールは消化管からの直接吸収がされることもなく、健康への害は考えにくいとしています。

何よりも博士自身が長年のマヌカハニー愛好者とのこと。博士の元へマヌカハニーの健康被害は、これまで報告がないと述べています。

参考:Dr.Christensen,S.「IS Manuka Honey Safe?」

逆にハンガリーブタペストのセンメルワイス総合医科大学では、メチルグリオキサールの抗がん作用への研究がなされています。すでに臨床に使っている例もあり、今後も大きな期待がよせられているようです。

悪者とされそうだったメチルグリオキサールの、発がんへの疑いは薄いようですが、マヌカハニーのそれ以外の成分はどうなのでしょうか。

マヌカハニーの成分

ニュージーランドのマオリ族が古くから薬として利用してきたマヌカハニーは、強い殺菌力と滋養成分が特徴

他のハチミツ類と比較しても「濃く」「強い」成分のため、逆に身体への作用が大きいのではないかと思われがちです。

しかし、無添加自然由来のマヌカハニーには、身体に害をなすような成分は見当たりません。毎日大量に食べるようなことがなければ、病気の原因となる要素は限りなくゼロといっても良いでしょう。

発がん性について疑いがある成分も、先に出ていたメチルグリオキサール以外は、今のところ見つかっていません。

むしろ、ビタミンC、ポリフェノールによって体内のサビといわれる活性酸素が減り、がんの原因となる異常な細胞の発生が抑えられる可能性があります。

マヌカハニーの主な栄養成分

糖質 ブドウ糖 果糖 オリゴ糖
ビタミン ビタミンB群 ビタミンC ビタミンK ニコチン酸 葉酸
ミネラル カリウム カルシウム マグネシウム ナトリウム リン 鉄 銅 亜鉛 マンガン
アミノ酸 アラニン アルギニン リジン グルタミン酸 アスパラギン酸 
メチオニン フェニルアラニン グリシンなど
クエン酸
ポリフェノール クリシンp-クマル酸 フェルラ酸 ケンフェロール ケルセチン バニリン酸 ガランギン カフェ酸 など

ビタミン・ミネラルなど多彩な成分からは、自然の万能薬のようなイメージすらもたれるマヌカハニーですが、食べるときの注意点などはないのでしょうか。

マヌカハニーを取り入れる際の注意点

どれほど良い食品であっても、摂り方を間違えるとときには害となることもあります。マヌカハニーの注意点としては次のようなものがあげられます。

  • 1歳未満の子どもには与えない
  • 1日に小さじ1~6杯を目安とする
  • 加熱しない
  • 品質の良いものを選ぶ

マヌカハニーに限らずハチミツ全般にいえることですが、1歳未満の子どもには「乳児ボツリヌス症」の発症の恐れがあります。

これはハチミツの中のボツリヌス菌によって引き起こされる病気で、重症化すると呼吸困難となることもあります。

日本国内で市販されているハチミツについて、この菌が存在する可能性は7%程度といわれ、これまで発症の報告もされていません。

しかし、十分に腸内環境が生育していない赤ちゃんは、抵抗力も弱く、安全とはいえません。大人にとってはまったく問題のないものであっても、注意が必要です。

マヌカハニーの糖分は、ブドウ糖・果糖・オリゴ糖で構成されており、血糖値の上昇も控えめです。主食代わりに食べるほど極端でなければ、マヌカハニーで糖尿病となる危険性はないといわれています。

参考:マヌカハニー摂取によって糖尿病リスクは高まるか、糖尿病予防になるか

マヌカハニーの有効な成分は、他のハチミツとくらべて熱に強いといわれています。が、最近期待されているピロリ菌に対する殺菌作用などについては、効果が半減する場合があるようです。

また、直火でマヌカハニーを焦がすことにより、発がん性物質の発生リスクが高くなります。より安全に、効果を期待するのであれば、そのまま食べるのが一番です。

マヌカハニーの人気上昇にともなって、たくさんのメーカーから販売されるようになりました。中には有効成分がかなり怪しいものもあるようです。マヌカハニーと銘打っていても、添加物によっては発がん性などの恐れも出てきます。

安全性の高いマヌカハニーは、やはりそれなりの価格です。内容表示、原産国など、しっかりと確かめてから購入するようにしてください。

まとめ

マヌカハニー自体に、心配されていたような直接的な発がん性の恐れはありません。ただ、購入方法や摂り方によっては、マヌカハニー本来の効果が薄れることもあります。自然の恵みを十分にいただけるよう、正しく取り入れたいものですね。

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