
万病に効くマヌカハニーの抗菌効果ははちみつの70倍!
マヌカハニーはニュージーランドのマヌカというフトモモ科の木に咲くピンクのかわいい花から採れたはちみつで、普通のはちみつよりも栄養価が高く、殺菌作用も高いことから近年注目を浴びています。
マヌカの花の時期は短く、夏の間のわずか4週間です。この短い間に採取されたはちみつは、「奇跡のはちみつ」と呼ばれて珍重されています。
マヌカハニーの抗菌力は普通のはちみつの70倍
普通のはちみつが体内に入ると殺菌効果が半減するのに比べて、マヌカハニーは普通のはちみつの70倍もの抗菌成分を含んでいて、体内に入っても殺菌効果が持続します。
その上、体にとって有益なビフィズス菌などを消滅させずに、体にとって良くない菌のみを排除します。
マヌカハニーは、肺や皮膚、腸に潤いを与える働きがあり、空咳や便秘、乾燥肌の改善に効果があります。
マヌカハニーは、消化吸収が良く、弱った胃腸の働きを高めるので胃痛の解消になります。
栄養価も高いので、疲れやすい人の体力回復にも役立ちます。
マヌカハニーの歴史
マヌカ(フトモモ科の木で和名はギョリュウバイ)は、ニュージーランドの先住民のマリオ族が病気の治療に使ってきました。
葉や樹皮、若い枝などを煮て蒸気を吸い込んだり、足や腰の痛みや疲れをとるために液を塗ったり、胃腸の調子の悪いときは治療薬として液体を飲んでいました。
また、蒸留してうがい薬や目の洗浄にも用いていたようです。
マヌカの花のみつをマヌカハニーとして食べるようになったのは、ニュージーランドの大学の教授の研究により、このはちみつが含むメチルグリオキサールという成分の強い抗菌力が分かってからです。
胃腸機能の改善効果
50歳以上の80%もの人が感染していると言われるピロリ菌ですが、マヌカハニーをティースプーン1杯毎日摂取することで、腸内でのピロリ菌の殺菌作用効果が得られます。
ピロリ菌を放置しておくと、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃炎などや胃がん発生の原因ともなりかねないので、ピロリ菌の予防のためにもマヌカハニーはおすすめです。
マヌカハニーはその他にも、大腸菌、腸球菌、消化性潰瘍、化膿レンサ球菌、黄色ブドウ球菌などの殺菌に効果的です。
*古代文明の頃より、はちみつの整腸作用は知られておりイスラム教の預言者モハメットは下痢の時に、はちみつを食べるようにすすめたと言われています。
オーラルケアとのどや鼻のケア
昔から口内炎にははちみつが効くと言われていましたが、綿棒などでマルカハニーを1日に数回ぬると、口内炎の治療に効果的です。
歯肉炎や口内炎などのトラブルには、歯肉にマヌカハニーを塗布し、1分ほどは飲みこんだりうがいをしたりしないで、その後、口にあるものをすべて吐き出します。吐き出した後もしばらくそのままにしておき、30分くらいたってから口をすすぎます。
これもまた、昔ながらの民間療法ですが、風邪を引いたときに、はちみつにレモンを入れ、お湯を注いで飲むと、風邪が治ると言われてきました。
マヌカハニーは、普通のはちみつよりも殺菌力が強く、ビタミン、ミネラル、アミノ酸を含む上、炎症を抑える効果もあるので風邪の初期には、そのままでスプーン1杯をなめると、お湯に溶かすよりも簡単で、即効性があるようです。
生活習慣病の予防効果
マヌカハニーの主な成分は、カルシウム、鉄、糖質、パロチン、ビタミンB1、B2、ポリフエノール、葉酸などです。
生活習慣病のひとつである糖尿病の予防や改善には、砂糖などで甘味を取るより、マヌカハニーに含まれている糖分で甘みを摂取すると、体にとって少量でも毎日摂取したい成分が同時に手軽に摂取できます。
マヌカハニーの成分の半分近くがブドウ糖なので、低血糖の処置にはマヌカハニーを摂取するのが良いようです。
年々増える一方のがんも生活習慣病に含まれると言われていますが、マヌカハニーを用いた、がんの治療の研究がおこなわれています。まだ実験の段階ですが、直腸がん、皮膚がん、乳がんの細胞の抑制に効果があったという研究発表もあります。
火傷や切り傷のケア
切り傷や軽い火傷ならマヌカハニーをぬると、マヌカハニーの殺菌作用で雑菌の繁殖を抑へ、治りを早くします。
マヌカハニーには抗炎症効果があるので、傷の種類によっては抗生物質と同様に治療効果が得られます。すり傷や切り傷の痛みを抑え、傷口からばい菌が入るのを防ぎます。
マヌカハニーの本場のニュージーランドでは、医療現場でマヌカハニー配合の医薬品が使用されているようです。
まとめ
マヌカハニーは一般的なはちみつに比べて高い殺菌効果が得られるため、民間療法的に用いられるだけでなく、近代の医療分野でも研究が進みつつあります。何よりも自然からの恵みのものなので、抗生物質と違い副作用の心配がないのが安心できます。