
はちみつのカロリーってどれくらい?
甘いものを食べないと落ち着かないと言う人は、「砂糖依存症」の疑いがあります。
砂糖の入った甘いものを摂取すると不思議と気持ちが落ち着き、幸せな気分になりますが、砂糖の摂取をくり返しているうちに、「砂糖依存症」になる恐れがあります。
はちみつは砂糖よりも甘みが強いので、少量でも料理やお菓子に甘みがつくため、はちみつを上手に利用して「砂糖依存症」にならないようにしましょう。
はちみつのカロリーと砂糖のカロリーについて
はちみつと砂糖を比較してみると、以下のようになります。
はちみつ100gの栄養成分は?
エネルギー294cal
水分20g
たんぱく質0.2g
炭水化物79.7g
カロリー62cal
砂糖100gの栄養成分は?
エネルギー384cal
水分0.8g
炭水化物99.2 g
カロリー35cal
砂糖に比べてはちみつが太りにくいわけ
大さじ1杯のハチミツと、大さじ3杯の砂糖は同じ甘さと言われています。
単純に同じ甘さなら、砂糖よりもはちみつの方が低カロリーです。
砂糖大さじ1杯が約35㎉で、はちみつ大さじ1杯が約65㎉なので、量でいえばはちみつの方が高カロリーになりますが、お菓子や料理に使うとなると甘さで決まります。
同じ甘さにするには、砂糖大さじ3杯とはちみつ大さじ1杯が同じ甘さです。
すると、砂糖は大さじ3杯分で105㎉、はちみつ大さじ1杯65㎉なので結果的には、はちみつの方が低カロリーになるわけです。
はちみつの主成分は果糖とブドウ糖ですが、これらの糖は単糖類です。単糖類は脂肪になる前にエネルギーとして消費されます。そのため砂糖よりも脂肪になる率が低くなります。
はちみつには鉄、ナトリウム、カリウム、ジャスターゼ、アミノ酸、ビタミンB2、B6、ビタミンC、パンテトン酸などさまざまな栄養素を含んでいるために、甘みを取りながら体に必要な栄養素を補うことができます。
砂糖依存症をはちみつで解決
甘いものを食べたくて、食べるのを我慢するとイライラしてしまう人は「砂糖依存症」かもしれません。
砂糖依存症からすみやかに脱出するのは、はちみつで甘みを摂取するのがおすすめです。
次の様な症状がいくつか当てはまれば、砂糖中毒のうたがいがあります。
体の症状について
・低体温である。
・汗かきである。
・動悸がする。
・頭痛がする。
・絶えず空腹感がある。
・体が常にだるい。
・慢性的なむくみがある。
行動の症状について
・疲れると無性に甘いものが食べたくなる。
・食後に甘いデザートが食べたくなる。
・コンビニやスーパーに行くと必ず甘いものを買ってしまう。
・ストレスを甘いもので解消してしまう。
・コーヒーや紅茶に砂糖を入れる。
もし、砂糖中毒かも知れないと思ったら、徐々に白砂糖を摂取するのを控え、はちみつで甘みを摂取するようにしましょう。
はちみつは少量でも甘さが強くてエネルギー効率が良く、栄養価も高いのでおすすめです。
白砂糖の摂り過ぎは、肥満だけでなく生活習慣病の原因となり、老化を早めます。
砂糖を控えてはちみつを甘味に使ったら体質が変わる?
・アトピー性皮膚炎や花粉症などの様々なアレルギー症状は、白砂糖と関係性があるようです。かゆみを伴うアレルギー症状の多くが、白砂糖を減らすことである程度、改善することが可能と言われています。
・夏場のクーラーによる冷えは砂糖の摂取でよけいにひどくなりますが、はちみつには体を温める効果があります。夏の体の冷えをより解消するには、ショウガをはちみつに漬けておき、お湯で割って飲むと血流が良くなり、足のむくみやだるさがとれて、夏バテによる不調が改善できます。
・気づかないうちに症状が進む糖尿病は遺伝性による部分もありますが、炭水化物や糖分の摂り過ぎや運動不足も原因となります。特に市販の調味料や飲み物には予想以上に糖分が含まれています。
白砂糖の代用となる、はちみつやマヌカハニー、メ-プルシロップ、アガベシロップ、黒砂糖、オリゴ糖、羅漢果など少量でも甘味を感じるものを使い分けて、料理やお菓子、飲料を手づくりすると、糖尿病の予防と対策に効果があります。
・すべての病気は腸に関係すると言われますが、はちみつには整腸作用があります。はちみつを摂取することで腸内環境が良くなり、便秘が解消されるので肌のトラブルが改善されます。
甘味の摂取方法を砂糖からはちみつに変えるだけで、整腸作用と美肌効果を同時に手に入れることができます。
最後に
はちみつはビタミンやミネラルが豊富ですが、やはり糖質に違いがありません。はちみつは、白砂糖に比べて少量で甘みが得られるとは言え、必要以上に摂取すると、脂肪として体に蓄積されてしまいます。
砂糖製品を摂らないとイライラして禁断症状が起きるのと同じように、はちみつも取り過ぎると、中性脂肪が増えるので危険です。
今まで、白砂糖をたっぷり使った市販のケーキやお菓子を食べる習慣のあった人は、それらを食べるのを止めて、甘みの強いはちみつを少量使ったおやつを手作りするだけでも、カロリーが抑えられます。少しの努力で、罪悪感なくおやつが楽しめます。