美容に便秘に二日酔いやアンチエイジングまで!はちみつの様々な効果

美容に便秘に二日酔いやアンチエイジングまで!はちみつの様々な効果
はちみつはミツバチが花の蜜を採集して巣に貯蔵したもので、糖分やビタミン類、ミネラル、酵素などを含み、昔から食用や薬用に用いられてきました。
はちみつは蜜を採集した花の種類で味や色が違います。
はちみつのさまざまな効果と利用方法
はちみつには、肺や腸に潤いを与える働きがあり、空咳や便秘の解消、乾燥肌の改善などさまざまな効果があります。
消化吸収が良く、弱った胃腸の働きを高めるので胃痛の解消にも役立ちます。栄養価が高いので、疲れやすい人の体力回復にも適しています。
その他にも次の様な効果があります。
・はちみつの糖質はすぐに吸収されるので、すばやくエネルギーを補給できます。
・はちみつは吸水性と保水力があるので、肌にぬったり、シャンプーに混ぜて使うと美容効果が得られます。手持ちの乳液に混ぜて使うと、美容液並みの栄養分が得られます。
洗顔せっけんに一滴混ぜて使っても、洗い上がりがしっとりと潤います。
・はちみつは、ビタミンB2、B6、ビタミンCなど美肌効果のあるビタミン類を多く含みます。咳が取れない時には、皮をむいた梨をひと口大に切り、はちみつで煮てデザートにします。
肺を潤す効果が高まり、空気の乾燥によるのどの痛みや渇き、咳におすすめです。
・はちみつの果糖は、アルコールの分解を促進する働きがあるので飲酒の後に摂取すると、二日酔いを予防できます。
・はちみつは便秘を改善します。はちみつには、善玉菌を増やし腸内環境を整える働きがあります。
はちみつとすり黒ゴマを練り、温めた豆乳でといてドリンクにして飲みます。はちみつ、黒ゴマ、豆乳煮は便秘解消に効果的です。
・はちみつには活性酸素を除去する働きがあるので、アンチエイジング効果があります。
・はちみつの栄養素は、ブドウ糖、果糖、ビタミン類、ミネラルは脳の活性化に役立ちます。
・はちみつには動脈硬化を予防する働きも期待されます。
動脈硬化は血管層が硬くなってしまい、血液の流れが悪くなった状態のことを言います。はちみつに含まれるコリンは血管を拡張させて血管壁についた悪玉コレステロールの沈着を防ぐ働きがあります。
はちみつの種類と効果
はちみつには、一つの花から採った単花みつと、たくさんの花から集めた百花みつがありますが、単花みつの方が成分が統一されているので、殺菌力や修復力が期待できます。
一般的に誰にで好まれ、受け入れやすい味はレンゲやアカシアの花の単花みつです。
レンゲはちみつは、最もポピュラーで肉や魚料理、お菓子の甘味として用いられています。肝機能の向上や整腸作用があります。
アカシアの単花みつもレンゲはちみつと同様、人気があります。後味がすっきりとしているので、そのまま食べても美味しく食べることができます。
アカシアはちみつは、果糖が多いため固まりにくいのが特徴です。消化器の調子を整える働きがあるとともに、解熱効果もあるようです。
タイムはちみつは、ハーブのタイムのはちみつです。ハーブの香りが良く、甘みのあるチーズなどとよく合います。
お湯に入れて蒸気を鼻から吸うとハーブの薬効で、鼻づまりが解消されます。
はちみつの効果を得るための選び方
市場にはさまざまなはちみつが出回っていますが、本物のはちみつを選ばないとはちみつの持つさまざまな効能を得ることができません。
はちみつを選ぶときは、水あめなどが添加されていない100%純粋なものを選びましょう。透明度が低くてさかさまにすると、きめ細かな泡がたつものが良いようです。
はちみつを買うときは原産地名、採密花名、原材料名をチェックしましょう。はちみつは時間が経つにつれて結晶化しますが、しぼりたてのはちみつは、サラッとしています。
ドロドロした感じのはちみつは、水あめが多く混じっている可能性があります。また、脱臭、脱色するために加熱処理されたはちみつは色が濃くなります。
完熟はちみつと濃縮はちみつについて
完熟はちみつは、みつばちが自然の花から採取した自然みつを熟成させてできたものです。濃縮はちみつとは、熱を加えて水分を蒸発させ人工的に濃縮させたものです。
この方法だとコストが抑えられますが、風味や栄養が飛んでしまいます。
はちみつに関して日本では、完熟はちみつも濃縮はちみつも同じように「純粋はちみつ」の名前で市場に出ています。
- 一般的に純粋はちみつとは、加熱をしない天然のはちみつのことを言います
- 加糖はちみつとは、水あめやブドウ糖、ショ糖などを加えたはちみつです
- 精製はちみつとは、加熱や減圧釜などではちみつを脱色や脱臭したものです
最後に
はちみつにはビタミン、ミネラルが豊富に含まれており、疲労回復、のどのケア、美肌効果、二日酔いの軽減、下痢止めや便秘の改善とさまざまな効果があります。
しかし、厚生労働省で医薬品として認められているにも関わらず、基準があいまいな部分もあり、選ぶのは自己責任です。はちみつの効果を得るためにも確かな目を養って、納得のいくはちみつを購入するようにしましょう。